恋愛ケータイ小説倶楽部
すると、いきなり雨が窓に打ち付けられる音が聞こえてきた。


「……雨か」


先生が窓に近づきいつも閉まっているカーテンを開け、窓を開けた。


その瞬間、ザーッという大きな雨音が耳に入ってきた。


まるでスコールのような横殴りの雨が窓から散り混んでくる。


と思ったらいきなりピカッと強い稲光を感じ、そしてわずか数秒後に大きな音が聴こえてきて。


その音の大きさに私は「わっ」と両耳を塞いだ。


「雷、近くに落ちたな。こりゃやばいな」


そう言って先生は慌てて窓とカーテンを締めた。


お母さんの言った通りだった。


雨、止むかな……


「今日はもう終わりにしようか」

< 116 / 217 >

この作品をシェア

pagetop