恋愛ケータイ小説倶楽部
………………
………
どうしよう。
ケータイ小説書いてるって。
先生、みんなに言わないよね……?
私は先生の顔色を伺いながら恐る恐る声を発する。
「あ、あのーーー」
「理沙〜!ごめん〜!遅くなった〜〜!ってあれ??おーちゃん?」
しかし、その声は呆気なく沙也加の声によって遮られる。
勢いよく教室へ入ってきた沙也加は、ふわふわな髪の毛を揺らしながら私に後ろから抱きついてきた。
そしてすぐ、大川先生の存在に気づいたみたいだった。
まずいよ。
もう沙也加が帰ってきちゃった。
ここで先生がケータイ小説うんぬんのことを言い出したら、どうしようー!!
すると大川先生は、そんなおどおどする私を見て一言言った。
「じゃ、ケータイは没収ということで」
そう言いながら、私のケータイを持ち去って行ってしまった。
「あっちゃー、理沙見つかっちゃったの?」
「……うん」
……よかった。
沙也加には言わないでくれたけど……
ケータイは没収されるし、
ケータイ小説のことはバレるし、
ほんとについてないことこの上ない。
………
……………
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どうしよう。
ケータイ小説書いてるって。
先生、みんなに言わないよね……?
私は先生の顔色を伺いながら恐る恐る声を発する。
「あ、あのーーー」
「理沙〜!ごめん〜!遅くなった〜〜!ってあれ??おーちゃん?」
しかし、その声は呆気なく沙也加の声によって遮られる。
勢いよく教室へ入ってきた沙也加は、ふわふわな髪の毛を揺らしながら私に後ろから抱きついてきた。
そしてすぐ、大川先生の存在に気づいたみたいだった。
まずいよ。
もう沙也加が帰ってきちゃった。
ここで先生がケータイ小説うんぬんのことを言い出したら、どうしようー!!
すると大川先生は、そんなおどおどする私を見て一言言った。
「じゃ、ケータイは没収ということで」
そう言いながら、私のケータイを持ち去って行ってしまった。
「あっちゃー、理沙見つかっちゃったの?」
「……うん」
……よかった。
沙也加には言わないでくれたけど……
ケータイは没収されるし、
ケータイ小説のことはバレるし、
ほんとについてないことこの上ない。
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