恋愛ケータイ小説倶楽部
第九章 1/3の純情な恋愛感情
昨晩から降り続いた雨は朝にはすっかり上がっていた。
だけれども、目を閉じるといつでも鮮明にあの雨の中でのシーンが頭の中に蘇ってくる。
先生に訊けるなら訊きたいけど
現実を突きつけられるのも怖い。
だからと言って
頭の中でいくら考えを巡らせても
答えなんて出てくるわけはない。
世の中は方程式で解けないものばかりで溢れてる。
そう思った。
第九章 1/3の純情な恋愛感情