恋愛ケータイ小説倶楽部
「あ、ARISAさん?」
……アリサさん?
私の名前間違えてるのかな、この人。
担任のくせになんて失礼なヤツなんだ。
「……なんのことですか?」
「あれ。確かそういう名前で書いてんじゃないの?」
「………?」
「ケータイ小説」
「……………!」
そうだった。
ARISAは私のペンネーム。
本名の椎名理沙をローマ字に変換すると
SHINA RISA。
そこから苗字の後ろのAをくっつけてARISAにしたんだった。
あまりにもテキトーにつけてしまっていてすっかり忘れてた。
「………」
「………!?」
視線を感じ前を向くと、お母さんが怪訝そうな顔つきで私を見つめていた。
「お母さん、ちょっと出て行ってよ」
私は受話器を抑えながら小声でお母さんにそうつぶやきながらお母さんをドアの外に追いやりドアを閉めた。
そして、電話越しに言った。
「……勝手に人のケータイ見たんですか?」
……アリサさん?
私の名前間違えてるのかな、この人。
担任のくせになんて失礼なヤツなんだ。
「……なんのことですか?」
「あれ。確かそういう名前で書いてんじゃないの?」
「………?」
「ケータイ小説」
「……………!」
そうだった。
ARISAは私のペンネーム。
本名の椎名理沙をローマ字に変換すると
SHINA RISA。
そこから苗字の後ろのAをくっつけてARISAにしたんだった。
あまりにもテキトーにつけてしまっていてすっかり忘れてた。
「………」
「………!?」
視線を感じ前を向くと、お母さんが怪訝そうな顔つきで私を見つめていた。
「お母さん、ちょっと出て行ってよ」
私は受話器を抑えながら小声でお母さんにそうつぶやきながらお母さんをドアの外に追いやりドアを閉めた。
そして、電話越しに言った。
「……勝手に人のケータイ見たんですか?」