恋愛ケータイ小説倶楽部
月曜日。


今日は週の初めだというのに学校では球技大会が行われていた。


気だるい中、私が参加したバレーボールは呆気なく一回戦敗退。


同じく沙也加と恵梨香もバレーボールだったので、あとはもうすることもない。


京子はソフトボール部なのでソフトボールを選択していたが出番がまだのためにいつもの4人、体育館の隅で三角座りをしながらお喋りにまたしても花を咲かせていた。



「うちの男子のバスケ、次B組と当たるらしいよ」


「B組って瀬戸くんのとこじゃん。沙也加、どっち応援すんのよ〜」



京子は冷やかすように沙也加にそう言って、肘で沙也加を小突いた。


沙也加はあのダブルデートの後、瀬戸くんから告白されてつき合うことになったみたいで。


報告があった時は京子はこれで私たち4人中半分がリア充になってしまったと発狂していた。



「そりゃ、うちのクラスに決まってるでしょ！……たぶん」


「たぶんって」



最後にそんな言葉を付け加えた沙也加に対して恵梨香は笑いながらツッコみ、それを見ていた私たちも笑っていた。




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