恋愛ケータイ小説倶楽部
そうこうしているうちにコート内には既に人が集まり、中央でティップオフが始まった。
「あ、長谷川くんがボールとった!やっぱかっこいいー!」
「沙也加、アンタ、彼氏も出てんだから」
「それはそれ、これはこれでしょ」
私も恵梨香もキャッキャと騒いでいる沙也加に呆れていた。
でも、黄色い声をあげていたのは、沙也加だけではなかったようで。
「長谷川くん〜!」
「王子、かっこいい〜!頑張れ〜」
なんて声がそこら中から聞こえてきた。
分かっていたけれど、やっぱすごい人気だよね。
「瀬戸くんはどうしたのよ。瀬戸くんは。長谷川くんのことばっかかっこいいって言ってさ」
「それはほらアレだよ。憧れみたいな。ほら芸能人見てかっこいいー!って言うのと同じだよ」
なるほど。
"憧れ"と"好き"は違うってやつか。
すると、
「あ、」
先制点が入った。
うちのクラス。
と言いたいところだけれど、先制点はB組。
しかも瀬戸くんが鮮やかにレイアップシュートを決めた。
「あ、長谷川くんがボールとった!やっぱかっこいいー!」
「沙也加、アンタ、彼氏も出てんだから」
「それはそれ、これはこれでしょ」
私も恵梨香もキャッキャと騒いでいる沙也加に呆れていた。
でも、黄色い声をあげていたのは、沙也加だけではなかったようで。
「長谷川くん〜!」
「王子、かっこいい〜!頑張れ〜」
なんて声がそこら中から聞こえてきた。
分かっていたけれど、やっぱすごい人気だよね。
「瀬戸くんはどうしたのよ。瀬戸くんは。長谷川くんのことばっかかっこいいって言ってさ」
「それはほらアレだよ。憧れみたいな。ほら芸能人見てかっこいいー!って言うのと同じだよ」
なるほど。
"憧れ"と"好き"は違うってやつか。
すると、
「あ、」
先制点が入った。
うちのクラス。
と言いたいところだけれど、先制点はB組。
しかも瀬戸くんが鮮やかにレイアップシュートを決めた。