恋愛ケータイ小説倶楽部
「では、我が2-Aの勝利を祝しまして、かんぱーい!」


盛り上げ役の男子の声に合わせて、私たちはジュースで乾杯をした。


球技大会が終わった放課後、私たちのクラスは打ち上げでカラオケに集まっていた。


男子が今流行りの曲をノリノリで歌いながら大盛り上がりしていたけど、私は何だかそんな気分になれなかった。


私はそのまま人知れずドアを開けて、外まで出た後、すぐ近くにあったベンチに腰掛けた。



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