恋愛ケータイ小説倶楽部
長谷川くんの少し茶色っぽい瞳が

私を捉える。


真っ直ぐに私の見る目。


その真剣な眼差しが

私の全身を緊張させる。


ドキッ


と胸が大きく音を立てた。


その時だった。



「は〜せがわ!」


そこに勢いよく明らかに元気っぽい男子がやってきた。

どこかで見たことはある。

たぶん長谷川くんと同じテニス部の男子だ。


「今日はおっせーな!……ってあれ?女子と登校してんの?」


その男子は私と長谷川くんの顔を交互に確認してきた。


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