恋愛ケータイ小説倶楽部
第五章 眠れぬ夜は先生のせい
「理沙!どういうこと!?」
朝、教室に入るとすかさず沙也加が声をかけてきた。
何か嫌な予感がする。
「え?何のこと?」
次に言われる言葉がなんとなく予想はつくけど、とりあえずしらばっくれてみた。
「今朝!!長谷川くんと一緒に登校してたじゃん!!」
さすが目ざとい沙也加。
やっぱり見てたのか……
予想通りの展開だ。
「今朝たまたま電車であっただけだよ」
「えー、なんか怪しいな〜」
そう言いながら沙也加は顔をニヤニヤさせながら私を追い詰めてくる。
ーーーこれは弁解が大変そうだ。
第五章 眠れぬ夜は先生のせい