恋愛ケータイ小説倶楽部
その夜、私はベッドの中で目を閉じながら、今日の出来事を頭の中で何度も何度も繰り返していた。


先生のあの好きなものを話す時の


少年っぽくて


そして、あどけない笑顔。


それから……


あの時、一瞬見せた哀しげな表情。



考えるだけで


何だか胸の奥がギュッと


締め付けられて


ーーー息が出来ない。


夜はどんどん深まっていくけれど、


私はその晩は何だか眠りにつくことができなかった。







第五章 眠れぬ夜は先生のせい -完-

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