恋愛ケータイ小説倶楽部
「はい。覚えてます。えっと、情景描写、心理描写、そして説明文です」


『地の文』の役割。

それは先生は3つあると言った。

私が一番初めに書いていた先生曰く『会話体』の小説には主人公の心理描写は少しだけ含んでいたようだけれど、その他はほぼ皆無とのこと。

だからこそ初めて書くそれらは本当に苦戦した。


「うん。よく覚えてるじゃん。で、あの例の『会話体』に付け加えたのがこれね」


そう言いながら私がパソコンで書いて印刷してきたものに目を通す。


「視点は主人公の女の子で目線で書いていくと」


「はい」


そして、先生と話し合った結果、これからは私が一週間のうちに書き上げたものを添削するような形をとることになった。


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