恋愛ケータイ小説倶楽部
「え?あ、長谷川くん!」


呼ばれて振り向くとそこには長谷川くんと

あとあの元気な男子の確か瀬戸くん…だっけ?

も一緒にいる。


「もしかしてテスト勉強?」


「うん、そうなんだーーー」


「あの!!」


私のセリフに食い気味で誰かが被せてきた。

振り向くとそこには沙也加が目を輝かさせている。


「よかったら一緒に勉強しませんか??」


「こらっ、沙也加!」


京子が沙也加を一生懸命抑えようとしていた。


「だって、長谷川くん1年生の時、数学学年一位だったよね?数学が全然分かんなくて私たち困っててー。よかったら教えてくれない?」


沙也加の言うことは半分本当で半分嘘だろう。

その下心が私には丸見えだ。


「うん。いいよ」


そう言って、

あ、

またあの王子様スマイルだ。




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