天然天使
俺は妙に恥ずかしくなって
いつもの癖で机にふせる。

ガタガタ
と音を立てて
隣の席の奴が来たのがわかった。

どうせくじ運悪いから
気持ち悪い奴だろ…
俺は少しだけ顔を上げた。
そして その姿を確認し
また さっと顔をふせる。


─隣にいたのは高咲だった。


これだけで無性に嬉しくなる俺はやっぱり変態?

「あの…」

「え…?」

突然かけられた声にビックリして顔をあげると
恥ずかしそうに下を向く
高咲が目に入った。
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