朔旦冬至 さくたんとうじ ~恋愛日和~
朔はしばらく,
陽和を抱きしめ続けた。
そして,やさしく甘い声で
つぶやく。
「なあ…陽和。
お願いが…あるんだけど」
「…おね…がい?」
陽和は,その温もりと
甘い声に
とろけそうになりながら
問い返す。
「ここに…来て」
朔は赤い顔をして
陽和の手を引き,
自分の足の間に
小柄な陽和を
スポッと納めた。
陽和はその状態に
驚き,照れていた。
「…恥ずかしいんだけど…
一度こうしてみたかったんだ」
「え…」
陽和に覆いかぶさるように
後ろから抱きしめる朔に
陽和は,また戸惑った。
「思った通りだった」
「え?」
「俺の腕の中に
すっぽり入る大きさだなって…
陽和」
「へ…?」
「小学校の時もそう…
思ってたんだけどさ…。
大人になっても…
そうかなって…?」
「え…ふふ…
何…それ…
私が…小さいってこと?」
「あ…いや…
そうじゃないけど…
いや…やっぱそうか…?」
朔は噴き出すように笑うので
陽和はちょっと怒って見せた。
「朔ちゃんは…いいよね…
順調に…成長したから…。
いつ頃,こんなに
背が高くなったの?」
「ああ…まあ,
小学校のころから,
一番後ろだったけどさ…」
「ああ…そうだったねえ…」
「中3のころからかな。
165超えてから急に
グイって」
「そっかあ…いいなあ…
なんか,朔ちゃんだけ
大人になっちゃって…。
手だってこんなに
大きくて…」
陽和はそういいながら
朔の大きな手と
自分の小さな手を
重ねて見せた。
「私は…いつまでも
子どものまま…みたいで…」
「え…?」
朔は陽和のその言葉に
驚いていた。
「私は,全然成長しなかった。
いつまで経っても…
小さいままで…」
「陽和…それって
本気で言ってるの?」
朔は少し笑いながら
重ねていた手を握りしめた。
「だって,身長なんて,
ほとんど伸びなかったよ?」
「…確かに,
ちっちゃくてかわいいのは
変わんないけどさ…」
「でしょ?」
「…きれいで美しくて…
その体には不似合いなくらいの
…エネルギーがある…」
「え…」
陽和は朔のその言葉に
瞳を揺らした。
「それに…」
「そ…れに…?」
朔は首筋にキスをしながら
つづけた。
「こんなに…人のこと
煽っといて…
…子どもだなんて…
…陽和…俺の事…
…どう…したいの…?」
「…あ…え…
さ…朔ちゃん…」
陽和が戸惑っている間に
朔は首筋にキスの花を
大量に咲かせていた。
「…もう…俺…
ごめん…陽和…
…ブレーキ…
きかないかも…しれない…」
朔は苦しそうな顔で
陽和を見つめる。
「陽和が…欲しい…」
「…」
陽和は目を潤ませながら
コクリとうなずいた。
「…陽和…
もう1個だけ…
お願い…聞いてくれる?」
「え…うん…」
「じゃあ,俺の首に,
手をまわして?」
「こ…こう?」
陽和は左腕を朔の首に回す。
「こっちも…」
「う…うん」
陽和が右腕も回すと…
「しっかりつかまって」
そういうと,朔は,
陽和をひょいっと抱え上げて
お姫様抱っこをした。
「え・・・?」
朔はニヤッと笑って,
陽和を寝室へ連れて行った。
陽和を抱きしめ続けた。
そして,やさしく甘い声で
つぶやく。
「なあ…陽和。
お願いが…あるんだけど」
「…おね…がい?」
陽和は,その温もりと
甘い声に
とろけそうになりながら
問い返す。
「ここに…来て」
朔は赤い顔をして
陽和の手を引き,
自分の足の間に
小柄な陽和を
スポッと納めた。
陽和はその状態に
驚き,照れていた。
「…恥ずかしいんだけど…
一度こうしてみたかったんだ」
「え…」
陽和に覆いかぶさるように
後ろから抱きしめる朔に
陽和は,また戸惑った。
「思った通りだった」
「え?」
「俺の腕の中に
すっぽり入る大きさだなって…
陽和」
「へ…?」
「小学校の時もそう…
思ってたんだけどさ…。
大人になっても…
そうかなって…?」
「え…ふふ…
何…それ…
私が…小さいってこと?」
「あ…いや…
そうじゃないけど…
いや…やっぱそうか…?」
朔は噴き出すように笑うので
陽和はちょっと怒って見せた。
「朔ちゃんは…いいよね…
順調に…成長したから…。
いつ頃,こんなに
背が高くなったの?」
「ああ…まあ,
小学校のころから,
一番後ろだったけどさ…」
「ああ…そうだったねえ…」
「中3のころからかな。
165超えてから急に
グイって」
「そっかあ…いいなあ…
なんか,朔ちゃんだけ
大人になっちゃって…。
手だってこんなに
大きくて…」
陽和はそういいながら
朔の大きな手と
自分の小さな手を
重ねて見せた。
「私は…いつまでも
子どものまま…みたいで…」
「え…?」
朔は陽和のその言葉に
驚いていた。
「私は,全然成長しなかった。
いつまで経っても…
小さいままで…」
「陽和…それって
本気で言ってるの?」
朔は少し笑いながら
重ねていた手を握りしめた。
「だって,身長なんて,
ほとんど伸びなかったよ?」
「…確かに,
ちっちゃくてかわいいのは
変わんないけどさ…」
「でしょ?」
「…きれいで美しくて…
その体には不似合いなくらいの
…エネルギーがある…」
「え…」
陽和は朔のその言葉に
瞳を揺らした。
「それに…」
「そ…れに…?」
朔は首筋にキスをしながら
つづけた。
「こんなに…人のこと
煽っといて…
…子どもだなんて…
…陽和…俺の事…
…どう…したいの…?」
「…あ…え…
さ…朔ちゃん…」
陽和が戸惑っている間に
朔は首筋にキスの花を
大量に咲かせていた。
「…もう…俺…
ごめん…陽和…
…ブレーキ…
きかないかも…しれない…」
朔は苦しそうな顔で
陽和を見つめる。
「陽和が…欲しい…」
「…」
陽和は目を潤ませながら
コクリとうなずいた。
「…陽和…
もう1個だけ…
お願い…聞いてくれる?」
「え…うん…」
「じゃあ,俺の首に,
手をまわして?」
「こ…こう?」
陽和は左腕を朔の首に回す。
「こっちも…」
「う…うん」
陽和が右腕も回すと…
「しっかりつかまって」
そういうと,朔は,
陽和をひょいっと抱え上げて
お姫様抱っこをした。
「え・・・?」
朔はニヤッと笑って,
陽和を寝室へ連れて行った。