朔旦冬至 さくたんとうじ ~恋愛日和~
金曜日の朝。
朔は,陽和を見つけると
いつもは軽く手を振るが,
今日はなぜか大きくうなずいた。
朔自身,どうしてそんな
行動をとったのかよくわからない。
でも・・・何かの決意表明の
ような気がしていた。
午後。
陽和は夕方が近づくにつれ
なんとなくそわそわとしていた。
「あ,ひよりせんせい。」
園庭で遊んでいると,
由宇が近づいてきた。
「あ,由宇ちゃん。」
陽和は,手を振って
由宇に挨拶をした。
「せんせい,きのう
さくちゃんと
でんわしてた?」
「え?あ・・・
うん。」
「さくちゃんね,
でんわきったあと,
がっつぽーず,してたよ。」
「え?」
そう言い残して
由宇は友達のところに
走り去っていった。
が・・・ガッツポーズ?
陽和はその意味がよく
わからずに戸惑っていた。
・・・それでも・・
なんとなくだけど・・
朔の気持ちは・・
自分に向いてくれている
気がしていた。
・・・もし・・・
朔が・・・
思いを伝えてくれたら・・・
私・・・ちゃんと
恋を・・・しよう。
そうじゃなかったら・・・
・・・自分・・・から?
・・・そんなこと・・
できるんだろうか・・・
・・・でも・・・
今日こそは・・・。
朔は,陽和を見つけると
いつもは軽く手を振るが,
今日はなぜか大きくうなずいた。
朔自身,どうしてそんな
行動をとったのかよくわからない。
でも・・・何かの決意表明の
ような気がしていた。
午後。
陽和は夕方が近づくにつれ
なんとなくそわそわとしていた。
「あ,ひよりせんせい。」
園庭で遊んでいると,
由宇が近づいてきた。
「あ,由宇ちゃん。」
陽和は,手を振って
由宇に挨拶をした。
「せんせい,きのう
さくちゃんと
でんわしてた?」
「え?あ・・・
うん。」
「さくちゃんね,
でんわきったあと,
がっつぽーず,してたよ。」
「え?」
そう言い残して
由宇は友達のところに
走り去っていった。
が・・・ガッツポーズ?
陽和はその意味がよく
わからずに戸惑っていた。
・・・それでも・・
なんとなくだけど・・
朔の気持ちは・・
自分に向いてくれている
気がしていた。
・・・もし・・・
朔が・・・
思いを伝えてくれたら・・・
私・・・ちゃんと
恋を・・・しよう。
そうじゃなかったら・・・
・・・自分・・・から?
・・・そんなこと・・
できるんだろうか・・・
・・・でも・・・
今日こそは・・・。