親友は女装男子!?完
「瑠花、何を考えてるわけ?
言いたいことや不安があるならちゃんと言わなきゃ伝わらないよ?」
頰を伝う私の涙を拭って、優しくそんな風に言ってくれるから、またさらに涙が溢れてきて、もうどうしようもない。
「澪っ、付き合って半年も経つのにエッチとかしてくんなくて‥‥‥っ、白雪さんとはしてた筈なのに、私には全くそんな素振り見せてくれなくて‥‥‥‥‥
不安に思ってた時に、澪の指にペアリングがついてるのが見えて‥‥‥‥‥浮気してるのかな‥‥‥‥‥‥ぁって‥‥‥ぅぅ」
馬鹿みたいだけど、本当馬鹿みたいだけど、私は澪がすごく好きで、好きで、好きで、大好きで。
どうしようもないくらいに好きすぎて。
ちょっとのことで不安になったり、泣いちゃうほど澪を愛している。
誰にも取られたくない。
離して欲しくない。
白雪さんとの過去にも妬けちゃう。
そんなに想ってるのに、半年も一緒にいるのに澪がエッチしてくれなくて、私に飽きたのかなってずっと不安だった。
自分の想いを全てぶちまければ、
「馬鹿だね、瑠花。
俺がどれだけ瑠花に惚れてるか分かってないみたいだね。
もう俺、歯止めきかないよ」
と、次の瞬間、強引にお姫様だっこされて、違う部屋まで連れてかれる。
「へぁっ?ちょ‥‥‥‥‥澪っ」
「うるさい。黙って」