超能力者も恋をする
何だか体が軽いなと思っていたし、足を動かしてみるが爪先に触れる物は無くふわりと空気が漂っているだけなのでやはり自分は浮いているようだ。

そこで分かった。
「夢か…。」

すみれはたまにこんな夢を見る。
真っ暗闇の中に1人いる夢。

どんな意味があってこの夢を見るのかは分からないが、夢だと理解したら後は覚めるまでゆらゆらと暗闇に身を任せるだけだ。
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