超能力者も恋をする
そして、身支度を済ませるとダッシュで走って出て行った。流石にここは超能力ではどうしようも出来ないから必死で走った。
駅からもダッシュで走って何とか始業時間ギリギリで間に合った。
「おはようございます!」
今日は時間差で出る余裕が無かったので一緒にフロアに滑りこんだ。

「間宮さん、おはよう。今日も寝坊?」
林さんがクスッと笑いながら聞いてきた。
「えーっと、また寝坊してしまって…。」
「あんまり夜更かししちゃダメよ。
今日は加藤さんもギリギリで珍しいわね〜。」
「そ、そうですね。」

先輩の名前が出るとドキッと焦ってしまうので、そそくさと仕事を始めていった。
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