超能力者も恋をする
「大丈夫だよ。それより着替えをベットの上に忘れてきちゃって…。」
「私がもってきますよ!」
急いですみれが念じると、寝室から先輩の着替え一式が飛んで来た。
扉が少し開き、先輩の腕の中に収まる。
「ありがとうー、間宮ー。」
扉越しにに先輩が喋った。
すみれの頭の中には先輩の裸体がしっかりと刻み込まれていた。
今もしっかり引き締まった上半身。お腹はきちんと凹んでいて薄っすら六つに割れていた。スーツの下の腕も思ったより逞しく素敵だった。
(やばい、鼻血出そう…!)
暫く先輩の裸体がすみれの頭から離れそうもなかった。