メシトモ!
「うん。今までで、5回くらいは気づいてたね」
「嘘!」
「本当」
私がそのことに気が付いていたことに対して恥ずかしかったのか、目線を横にずらし頬杖をついた。
「よく、やるんだね」
「これだけは昔から直らないんだよ」
「昔から?」
「そう、子どもの時から。あまりに僕がよく間違えるから、高校までは同じ靴下しか持ってなかった」
「そうすれば間違えるもなにもないよね。だったら、今も黒の靴下だけとかにしたら?」
「いやだ。大人になってもそれはしたくない」
「でも、大人になってまでその癖が直ってないんだし。なんで間違えて履くの?」
私は今まで左右違う靴下を履いたことがない。
佐々木さんは几帳面そうな人だから、そういうことはしっかりしていそうなイメージなんだけな。すごく不思議に思えた。
「洗濯物を取り込んだときに、靴下はまとめてカゴにポンと入れるだけなんだ」
「嘘!」
「本当」
私がそのことに気が付いていたことに対して恥ずかしかったのか、目線を横にずらし頬杖をついた。
「よく、やるんだね」
「これだけは昔から直らないんだよ」
「昔から?」
「そう、子どもの時から。あまりに僕がよく間違えるから、高校までは同じ靴下しか持ってなかった」
「そうすれば間違えるもなにもないよね。だったら、今も黒の靴下だけとかにしたら?」
「いやだ。大人になってもそれはしたくない」
「でも、大人になってまでその癖が直ってないんだし。なんで間違えて履くの?」
私は今まで左右違う靴下を履いたことがない。
佐々木さんは几帳面そうな人だから、そういうことはしっかりしていそうなイメージなんだけな。すごく不思議に思えた。
「洗濯物を取り込んだときに、靴下はまとめてカゴにポンと入れるだけなんだ」