メシトモ!
「私と一緒だ」

「ああ!」

 佐々木さんが突然叫んだ。

「びっくりした。どうしたの?」

「杉山さん。仕事大丈夫?」

「うん、今日は休みだから。佐々木さんは?」

「僕はフレックスだから大丈夫」

「ねえ、もう正座はやめよう」

 フローリングの上に直に座るのはやっぱり痛い。L字型のソファの両端にお互い座った。

 佐々木さんは昨日と同じ服のままで、起きてすぐに私に気がついたのだろう。

 あ、寝顔見られた。化粧、溶けてないかな。マスカラ、大丈夫かな。ここに長居しても、しょうがない。

「えー、私はもう帰ったほうがいいよね」

「いや、今後のことを」

「今後って、今まで通りでいいと思うけど」

 今の私たちではそれ以外どうにもできない。それしかない。

「いいの?」

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