メシトモ!
「へえ」
「大学生四年のころ、ゼミで一緒だった男友だちに邪道って何回も言われたんですよ。それで言い返してやったんです。邪の道に入ったことない奴に文句は言わせん。一度、食べてから言ってみろって」
「大学生か。ちょうど格好付けて酒を飲みたい年齢だからだよ」
「なんですか、それ」
ビールと小鉢が空になった佐々木さんは、私と同じ生ビールと焼きおにぎりを追加し、質問に答えてくれた。
「二十歳越えて、酒もそれなりに飲めるようになると、男は格好よく見える飲み方を考え出すんだ。それが大体二十代前半から半ば辺りにね。そうなるとビールに対して格好いいおつまみは定番のものになる。枝豆や冷や奴とかね」
「確かにその友だちもよく冷や奴をよく頼んでいました」
「そういうことだよ。別にお酒とおつまみの相性なんて個人の味覚の問題。自分が美味しいって思うものを食べればいい。それにその友だちも、今は邪の道にはまっているかもしれないよ」
「そうですね。好きなものを好きなように食べればいいですよね」
「大学生四年のころ、ゼミで一緒だった男友だちに邪道って何回も言われたんですよ。それで言い返してやったんです。邪の道に入ったことない奴に文句は言わせん。一度、食べてから言ってみろって」
「大学生か。ちょうど格好付けて酒を飲みたい年齢だからだよ」
「なんですか、それ」
ビールと小鉢が空になった佐々木さんは、私と同じ生ビールと焼きおにぎりを追加し、質問に答えてくれた。
「二十歳越えて、酒もそれなりに飲めるようになると、男は格好よく見える飲み方を考え出すんだ。それが大体二十代前半から半ば辺りにね。そうなるとビールに対して格好いいおつまみは定番のものになる。枝豆や冷や奴とかね」
「確かにその友だちもよく冷や奴をよく頼んでいました」
「そういうことだよ。別にお酒とおつまみの相性なんて個人の味覚の問題。自分が美味しいって思うものを食べればいい。それにその友だちも、今は邪の道にはまっているかもしれないよ」
「そうですね。好きなものを好きなように食べればいいですよね」