メシトモ!
「今から寝るところだった」
『あ、ごめん。ねえ、今月の滅多にない休日を教えて』
「え?」
『いいから、いいから』
よくわからないが加絵に促されるままに、手帳を見ながら休みを伝えた。
『よかった。来週の木曜日の午前中、私も休みなの。ねえ、ちょっとその日、付き合ってくれない?』
「どこに?」
『うん? 美術館』
「珍しいね、美術館なんて」
『ちょっと見たいものがあるのよ。事前予約したいんだけどいい?』
「いいよ」
『ありがとう。場所はメールするから。お休み』
「わかった。お休み」
もう一度スマホを充電器にはめ、ベッドにもぐり込んだ。
加絵の誘いで来た美術館。いや、美術館じゃない。指定された場所はビルの中にある展示ギャラリーだった。予約制のくせに、なぜか小さな列ができていた。
『あ、ごめん。ねえ、今月の滅多にない休日を教えて』
「え?」
『いいから、いいから』
よくわからないが加絵に促されるままに、手帳を見ながら休みを伝えた。
『よかった。来週の木曜日の午前中、私も休みなの。ねえ、ちょっとその日、付き合ってくれない?』
「どこに?」
『うん? 美術館』
「珍しいね、美術館なんて」
『ちょっと見たいものがあるのよ。事前予約したいんだけどいい?』
「いいよ」
『ありがとう。場所はメールするから。お休み』
「わかった。お休み」
もう一度スマホを充電器にはめ、ベッドにもぐり込んだ。
加絵の誘いで来た美術館。いや、美術館じゃない。指定された場所はビルの中にある展示ギャラリーだった。予約制のくせに、なぜか小さな列ができていた。