メシトモ!
「なんだか急にムカついてさ。俺の気持には気がつかないで他の男を好きになって。ちょっと混乱させてやろうと思った。混乱ついでに、俺のこと少しでも好きになってもらえたらラッキーだなと思ってさあ」
「ラッキーって」
「心配するなよ。杉山が俺のことを仕事仲間としてしか見ていないはよくわかってる。これからどうこうなろうとか思ってないから。言わないままで締めくくるより、言って締めくくったほうが気分いいから。自己満足だから返事はいらない。それとこれからも先輩と後輩としてやっていきたいから。この話はおしまい。俺の奢りだから好きなだけ頼んでいいぞ」
近藤さんが私の前にメニューを置いた。
「杉山、なに泣いてるんだよ」
私の顔を見た近藤さんは少し目を見開いた。
急いで頬を伝う涙を指で拭う。次から次へと流れてくる涙を全て拭うことはできず、私の指は頬を何度も行き来していた。
「すみません。近藤さん、かっこいいです」
「はあ? そう言うことは好きな奴に言え。じゃないと変に勘違いする男なんてごまんといるからな」
「はい。でも、私ができなかったこと、近藤さんはさらっとこなしたから」
「ラッキーって」
「心配するなよ。杉山が俺のことを仕事仲間としてしか見ていないはよくわかってる。これからどうこうなろうとか思ってないから。言わないままで締めくくるより、言って締めくくったほうが気分いいから。自己満足だから返事はいらない。それとこれからも先輩と後輩としてやっていきたいから。この話はおしまい。俺の奢りだから好きなだけ頼んでいいぞ」
近藤さんが私の前にメニューを置いた。
「杉山、なに泣いてるんだよ」
私の顔を見た近藤さんは少し目を見開いた。
急いで頬を伝う涙を指で拭う。次から次へと流れてくる涙を全て拭うことはできず、私の指は頬を何度も行き来していた。
「すみません。近藤さん、かっこいいです」
「はあ? そう言うことは好きな奴に言え。じゃないと変に勘違いする男なんてごまんといるからな」
「はい。でも、私ができなかったこと、近藤さんはさらっとこなしたから」