メシトモ!
「そうかな? 私の場合は人間臭いなんてものじゃないよ。ただのダメ人間だよ」
「そんなふうに自分を卑下するんじゃないの。まあ、そんなに気を落とさないで、人を好きなった今を楽しみなさいよ」
加絵の言葉に「ごめん」と返して、またうどんをすすった。加絵も残りに半分になったカレーライスをスプーンですくう。
「久しぶりの恋なんでしょ。自分の駄目な部分が気になるのも恋愛の醍醐味。でも、それ以上に堪らないのが人を好きでいる自分がいることじゃない? 恋が久しぶりであればあるほど、今を楽しんでおかないと」
「楽しんでいいものなのかな。相手がすごい人過ぎて釣り合わない気がしてきた。そのうえ連絡とれないし、会えないし。避けられてるんじゃないかとまで思ってる。やっぱり、なんか無理な気がする」
スプーンに乗ったカレーを口に運び、お茶と一緒に流し込むと、加絵は私の顔を見つめた。
「自分の駄目な部分が気になるってことはさ、相手のことを大事に思っているからでしょう。どうでもいい相手には、自分の欠点が見えても気にならないよ。まあ、佐々木さんはイケメンだしね。宏実が付き合ってきた人とは違うタイプだよね。そんなに深く考えることないよ」
「そんなふうに自分を卑下するんじゃないの。まあ、そんなに気を落とさないで、人を好きなった今を楽しみなさいよ」
加絵の言葉に「ごめん」と返して、またうどんをすすった。加絵も残りに半分になったカレーライスをスプーンですくう。
「久しぶりの恋なんでしょ。自分の駄目な部分が気になるのも恋愛の醍醐味。でも、それ以上に堪らないのが人を好きでいる自分がいることじゃない? 恋が久しぶりであればあるほど、今を楽しんでおかないと」
「楽しんでいいものなのかな。相手がすごい人過ぎて釣り合わない気がしてきた。そのうえ連絡とれないし、会えないし。避けられてるんじゃないかとまで思ってる。やっぱり、なんか無理な気がする」
スプーンに乗ったカレーを口に運び、お茶と一緒に流し込むと、加絵は私の顔を見つめた。
「自分の駄目な部分が気になるってことはさ、相手のことを大事に思っているからでしょう。どうでもいい相手には、自分の欠点が見えても気にならないよ。まあ、佐々木さんはイケメンだしね。宏実が付き合ってきた人とは違うタイプだよね。そんなに深く考えることないよ」