メシトモ!
「そうだね。あ、イカリング食べたい」

「いいね。サラダも頼もうよ。シーフードサラダとシーザーサラダ、どっちがいい?」

「シーザーサラダがいいな」

「うん、シーフードサラダね。あともう一品頼む?」

「そうだね」と言って、私は自分のメニューをパラパラと見た。お、パフェ、食べたい。

「ねえ、デザート頼まない? そうするとイカリングとサラダで充分じゃない。私、パフェ食べたい」

「そっか。デザートの存在忘れていた。甘いものは外せないよね」

 私たちは自分のメニューを選び、加絵が店員さんに私の分まで頼んでくれた。

「そうだ、私、ウェディングショーのとき、ドリンクのサービスで入るから」

「へえ、そうなんだ。手が足らないからレストランと宴会から何人かヘルプが入るって聞いていたけど」

「そう。ウェディングドレスがタダで見られるなんてラッキーだわ」

「仕事最優先でお願いします」

「わかってるって」

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