メシトモ!
飲み会で帰りの遅いお父さんが帰ってくる前に寝ちゃいそうだし、明日は早く起きて朝食を一緒に食べよう。
それから家でごろごろしてから、アパートに帰るか。
だいたい乾いた髪に櫛を通して、また布団にくるまった。
頭がドライヤーのおかげで温まって、ふわふわとした感覚に包まれた。ゆっくり呼吸をすると、眠れなかったのが嘘のように意識が薄れていった。
意識がふわり上がり、目を開けた。体を起こし時計を見ると、針が二時五十分を指していた。
変な時間に起きたなと思い、もう一度、頭を枕につけたとき、違和感を覚えた。深夜二時がこんなに明るいはずがない。時計をもう一度よく見た。十時十分だ。
びっくりしてリビングに行くと、お父さんも涼太もいなかった。ダイニングテーブルには一人分の朝食が残されている。その隣には小さなメモが置かれていた。
『宏実、疲れているようだから、起こさずに会社に行くぞ。今度、帰ってきたときに酒でも飲もう。休みの日はゆっくり休め。 父
テーブルにスペアキー置いとく。朝飯食べたら食器は洗っておいて。それと帰るときは、戸締り、ガスの元栓は閉めておいてくれ。 涼太』
それから家でごろごろしてから、アパートに帰るか。
だいたい乾いた髪に櫛を通して、また布団にくるまった。
頭がドライヤーのおかげで温まって、ふわふわとした感覚に包まれた。ゆっくり呼吸をすると、眠れなかったのが嘘のように意識が薄れていった。
意識がふわり上がり、目を開けた。体を起こし時計を見ると、針が二時五十分を指していた。
変な時間に起きたなと思い、もう一度、頭を枕につけたとき、違和感を覚えた。深夜二時がこんなに明るいはずがない。時計をもう一度よく見た。十時十分だ。
びっくりしてリビングに行くと、お父さんも涼太もいなかった。ダイニングテーブルには一人分の朝食が残されている。その隣には小さなメモが置かれていた。
『宏実、疲れているようだから、起こさずに会社に行くぞ。今度、帰ってきたときに酒でも飲もう。休みの日はゆっくり休め。 父
テーブルにスペアキー置いとく。朝飯食べたら食器は洗っておいて。それと帰るときは、戸締り、ガスの元栓は閉めておいてくれ。 涼太』