未知の世界3
「傷は綺麗だぞ。まだ縫い目はしっかり見えるけど。血は出てないし、見たらいいのに。」
「だって、、、怖いんです。」
「拭くときはどうするんだ?自然乾燥か?」
「前のときは、そんな感じです。なんとなくタオルを押さえるだけで。」
「まぁそれでもいいけど。」
と幸治さんが答えて、会話は終わった。
私はこのあとどうすべきか悩んだ。
お風呂から出るには、再び裸を見られることになる。。。。。
幸治さんが出るまで待つしかない。
胸が幸治さんに見られないように、私は湯船ギリギリに入った。
どのくらい入ったかわからないけど、幸治さんはなかなか出ない。
「お前、こんなに風呂長いの?」
と聞かれるけど、頭がボーっとして言葉がすぐに出てこない。
「おい!」
と言われ、幸治さんを見上げると、私はガバッと体を持ち上げられた。