未知の世界3
朝、目が覚めると、目の前には幸治さんの顔。
私がもぞもぞしていると、それに気づいたのか、
「わっ!」
と声をあげて幸治さんが飛び起きた。
ん?なんで驚くの?
「ご、ごめん。」
へ?
「俺、何かした?」
ん?完全に覚えてないの?
「病み上がりなのに、、、、、何かかなにしたか?」
恐る恐る聞いてくる。
私は素直に、
「うん。」
と答える。
まぁ、キスまでだけど、、、、、されたと言えばされたよね。
「だ、大丈夫か!?発作は?傷は?」
あ、そういう心配。やっぱり医者だね、幸治さんは。
でも、昨日のこと全く覚えてないなんて、悲しい。
「本当に、覚えてませんか?」
「悪い、昨日はさすがに調子に乗って飲みすぎた。
飯は食ったか?」
そこから記憶ないの!?
「そこからっ!????」