未知の世界3
あまりにも幸治さんが慌てているので、私は全て説明をした。
幸治さんがしたのはキスまで。
まぁ、濃厚なディープキスだったけど、そんなことは恥ずかしくて言えず、軽くキスされたと話した。
「悪かったなぁ。」
と言われた。けど、悪くなんかない。
幸治さんはその気がなくて、酔ってあんなことをして、酔った勢いであんなことを言ったかと思うと、悲しくなってきた。
私は、それ以上は幸治さんに話しかけることができなかった。
それから、朝食を済ませ、帰ることになった。
昨夜はいろいろあったけど、これは私だけに留めておこう。
言う必要はないよね。
幸治さんが気を悪くしたらいけないしね。
帰りの車の中は、幸治さんも私も黙ってしまった。
なんだか気まずくて。