未知の世界3
「もちろん!なんで、検診が嫌なの?」
そんなこと、主治医の進藤先生に言える訳ないよ。
それでも医者になりたいんか?ってまた怒られるだろうし。
「まぁ、君のことだから、何か理由があるんだろうけど。
でも、検診に来ないのはダメだよ。もし君に、病気を治す気がなくなったとしてもね。
来週、必ず来るんだよ。
それから、傷は今日見せてね。」
と言われ、ハッと顔を上げると、進藤先生は手に鞄をもっていた。
まさか、ここで!?