未知の世界3
~ナースステーション~
「消化器内科の進藤先生はお見えですか?」
と先程の看護師が、医局に電話をする。
「あ、進藤先生。鈴木かなさんですが、熱があるようです。」
「熱は39度2分です。これから氷枕を持っていきます。
あと、先程食事を出しましたが、何も食べていません。」
「はい、、、、、はい。分かりました。それでは、用意しておきますので、お願いします。」
と言うと、電話を切った。
看護師は、氷枕、氷のうと点滴、そして小さな保冷剤をハンドタオルに包んで用意し、進藤先生を待った。