未知の世界3
ドンドンドンドンドン!
「、、、、ちゃん?かなちゃん?」
ん?何か聞こえる。
と目を開けると、あれからトイレで寝てしまったようだ。
どのくらい経ったのか、すごくよぬ寝た気がした。
その時、
「うっ!」
急に吐き気が襲ってきた。
私はトイレから下りて、顔を便器に近づけると、
「おえっ!」
と胃から何か込み上げてきた。
空腹だから、何も出ず、酸っぱい胃酸が出てきた。
口の中に唾が溜まると、すぐに吐き気がした。
「おえっ!」
うーーーーーーーん、胃が痛い。
何もないから出ないのに。
ドン!
と背後で音がする。
「かなちゃん、大丈夫!?」
後ろから進藤先生の声が聞こえた。
でも振り返ることも返事もできない。
トイレと向かい合っているだけ。
またすぐに吐き気が襲ってきそうで、トイレに顔を近づけた。