未知の世界3

次に目が覚めると、白い天井。





やっぱり。なんでまた、、、
もう点滴、たくさんしたじゃん。





なんてふて腐れていると、扉が開き、幸治さんが部屋に入ってきた。





「起きたか?気分はどうだ?」





どうもこうも、早く帰らして。
家の方がゆっくりできるよ。





「帰りたいですー。」




「それはダメですー。」




即答。もう少し期待を持たせる言い方してよ。





「家に帰ったら、勉強するだろ?
今日と明日は入院だ。」





そんなことしたら、余計に勉強についていけないよー!
頑張るなって言われたけど、ここは挽回しないと。





「大丈夫だ。俺は明日休みだけど、仕事があるから、この部屋で仕事しながら勉強を見てやるよ。
と言っても、退院は明日の昼過ぎだから、午前中だけな。
帰ったら、しっかり見てやるから、一先ず明日まで、今日は寝ろ。」





と幸治さんは言う。





やっぱり勉強が心配。
でも、今日はものすごく疲れたし、発作が起きても困るから、もう寝よう。





私はすぐに眠りについた。
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