未知の世界3
アメリカ留学選考会と同じ日に、やごな病院での医師のアメリカへの医師交換が行われる。
やごな病院とアメリカとの医師交換は、お互い医師を数名交換し合い、交換した病院先で半年の仕事をしてくる。今後の日本での医療促進、発達のために行われる。
行きたい生徒は選考会の会場へは参加せず、一つの教場で待機する。
私はアメリカ留学を同じように希望しているたけると、教場で待機した。
たけるはこの大学で一位、二位を争うほどの優秀さなので、間違いなく無償でアメリカへ行けるだろう。
問題は私、、、、、、
ガチャ
教場の扉が開いた。
待機していた全員が、扉に注目し息を飲んだ。
入ってきた大学職員が、教壇に立ち、名前を読み上げた。
私は目をつむって、手を組んで名前を聞いた。
「・・・・さん
・・・・さん
・・・・さん
・・・・さん
以上4名」
ここまでは、通常の留学者。今呼ばれた人たちはお金を出して留学することになっている。
ここから、無償の留学。
「・・・・さん
・・・・さん
早川たけるさん
鈴木かなさん
以上4名」
やったぁ!!!やったぁ!!!
行けなかった人の目もあるので、声には出せないけど、私は隣にいるたけるの腕を小さく引っ張った。
そしてその後、留学する8名の生徒が説明を受けた。
私は終始、心が浮き立つ気持ちを抑えた。
うれしい!まさかアメリカへ無償で行けるなんて。
説明が終わったは、それから二時間後。
たけるとアメリカへ行けたことで、うれしくで手を合わせて喜んだ。
そして携帯電話で幸治さんに連絡しようとした、そのとき、一通のメールが来た。