未知の世界３

帰宅すると、幸治さんが進藤先生から連絡を受け、私に検査結果を教えてくれた。






｢かな、喘息の結果、数値は良かったから安心してアメリカに行けるぞ！｣





｢やった！｣





私は思わずガッツポーズをした。





｢アメリカへの準備は順調か？
まぁ服だとか向こうで必要になれば、買いに行けばいいから。｣





｢はい、幸治さんと私が行く病院は同じなんですよね。｣





｢あぁ、同じ病院だ。ただ俺は小児内科も外科もどちらでも働くから、忙しくて家に帰れないかもしれない。
まぁ、親父たちがいてくれるから、安心だけどな。｣




そうだよね、やっぱり、アメリカの病院なんて忙しいよね。
お父さんたちがいるからいいけど、私は幸治さんともいたかったなぁ。





なんて思ってると、頬に軽く唇が触れた。
パッと顔を上げると幸治さんの顔があった。