未知の世界3
幸治さん、何とか言ってよ。
すごく気まずい!
「そういうことだったんだな。
俺は、かなが小さい頃に約束したことを、ずっと覚えていた。
絶対にいつか一緒に暮らす。
そして、俺がかなを守るんだって。
今もその気持ちは変わってない。
昔は、守らないといけないって、兄として思ってた。
でも、今は違うのかもしれない。
かなを一人の女性として見ているかもしれない。
昔のようには見ていない。
その気持ちに、俺は答えたい。」
ん?それは?
どういうこと?遠回しに、好きって言ってる?
と次の瞬間、幸治さんが私のそばにきて、私を抱きしめていた。