未知の世界3
翌朝、いつものように早く起きて、朝ごはんを作り、幸治さんと済ませ、大学に向かった。
私はたけるに迷惑をかけたことを謝り、まいにもこの数日で何があったのか話した。
幸治さんとの生活については、一切話していなかった。
でも、たけるに私が家族がいないことを言ってしまったので、話すことにした。
二人は黙って聞いてくれた。
まいは、困ったことがあれば言って欲しい、と言ってくれた。
本当に頼りになる友達を持てた。
幸治さんを好きになってしまって、その気持ちを伝えた昨日の夜のことは話さなかった。
だって、いい関係ではないでしょ?
大学での講義は、今までに比べてすんなりと頭に入ってきた。
私は、早川先生からお借りしたノートを毎日写した。
そうすることで、講義の内容がよくわかった。