未知の世界3
その夜、突然目を開くと、喉の奥がくすぐられたような感覚と共に、喉の奥から空気がこみ上がってきた。
「ゲホッゲホゲホゲホ!」
全身で咳をする。
咳と共に全身に痛みが走る。
「ゲボゲボゲボゲボゲボゲボっ!」
止まらない。しかも、ナースコールが届く位置にない。
「ヒーヒーヒー、ゲホッゲホッゲホッ!」
苦しい。それに痛い。
咳は出るし、体は痛いし。
誰か助けて。
呼吸はどんどんしすらくなる。
うまく息が吸えない。
久しぶりの喘息に、どうしたらいいのかわからない。
「ゲボゲボゲボゲボゲボゲボ、ゲボゲボゲボゲボゲボゲボ」