未知の世界3
あれから私は進藤先生に熱を測るように言われて、体温計を腕に挟んだあと、寝てしまった。
起きたら、昼ご飯が運ばれていた。
喉が渇いていたので、みそ汁だけ口にして、再び眠りについた。
次に起きた時には、既に夜になっていた。
夕飯にも気付かず、寝てしまったようだ。
その間に幸治さんが着替えを持ってきてくれたみたい。
机の上に置き手紙があった。
食事、まともに摂れてないだろうから、冷蔵庫にゼリーを入れておく。
それだけ書いてあった。
それでも病人になると、私への気遣いがものすごくありがたい。
ただ、ゼリーを食べるには、ベッドを降りて、冷蔵庫に行かないといけない。
私は諦めて、天井を眺めていた。