未知の世界3

天井をボーッとしながら眺めていたけど、お腹が空いて眠れない。






ゼリー、、、、食べたいな。






呟いてみるけど、ゼリーは冷蔵庫の中。





少し体を起こしてみた。






手術の後、リハビリをしていないから、冷蔵庫まで行けるか不安。       





でもお腹が空いた。





冷蔵庫のゼリーを取ってほしいなんて、看護師さんに頼めない。





よしっ!取ろう!






と体をしっかり起こす。






足をゆっくりベッドから下ろす。

    




そこまでは順調だった。





そろりそろりと床に足をついて、体重を前にかける、、、






「いたっ!」






我慢できる程の痛みだけど、やっぱり痛い。






痛みを感じると同時に体が前のめりになる。





次の瞬間。





ゴッ!






っーーーーーーー!






頭、打った。






「痛ぃーーーーー!」






と言いながら床に倒れ込んだ。





頭が激しく痛む。





数分して、なんとか起き上がり、ベッドに戻る。





「はぁはぁはぁ。」






まだ頭が痛い。お腹の傷も広がった気がする、、、






ベッドに戻れたけどヘトヘト。






頭を打ったせいか、熱のせいかボーッとしたまま眠りについた。
< 78 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop