未知の世界3
~検査室~
進藤先生がかなの頭を確認したところ、大きなアザが前頭部から頭頂部に渡りできていた。
まだかなは起きる様子がない。
回診から急いで脳外科医に回され、検査が行われる。
動かないように、ベッドに両手足を縛られて、目隠しをされたまま意識のないかなは、仰向けでCT画像検査に通される。
機械をセットし、数分が過ぎて、まもなく終わる頃。
「ん?」
と目が覚めたのか、声がすると、ガタガタとベッドが揺れる。
「あ、、、れ。」
「鈴木さーん、目が覚めましたね。。今は検査してますので、そのまま動かないようにしてください。」
とガラス越しからマイクで指示を出す検査技師。
「え、、、?何、検査?」
と理解できないまま、言われた通りにするかな。