あなたに包まれて~私を分かってくれる人~
私もそれが移ったように笑った。
「当たり前だろ。萌香がOKをくれるなら、萌香はもう俺の婚約者って事になるんだからな。」
「えっ?」
佐川さんの言葉に私は佐川さんから身体を離した。
「今日の午前中にうちの社長と一緒にこれからの事を話すために山中建設に行ったんだ。これまでもいろいろと仕事上のかかわりは有ったんだが、本格的な提携の話を詰める為に。」
それで珍しく社長と佐川さんという組み合わせで出掛けて行ったんだ。
私は朝の様子を思い出す。
何にも知らない私は、佐川さんと顔を合わせない事に少しほっとしていたんだっけ。
寂しくもあったけど…。
「その時に親父から俺の結婚の話が出てな。社長が何故だか萌香の事を話し始めた。」
何で社長が?
さらに話がややこしくなったようだ。
「…どうも社長は俺の気持ちに気が付いていたらしい。もし萌香が同じ思いなら二人を一緒にしてやってほしいと言ってくれたんだ。」
「当たり前だろ。萌香がOKをくれるなら、萌香はもう俺の婚約者って事になるんだからな。」
「えっ?」
佐川さんの言葉に私は佐川さんから身体を離した。
「今日の午前中にうちの社長と一緒にこれからの事を話すために山中建設に行ったんだ。これまでもいろいろと仕事上のかかわりは有ったんだが、本格的な提携の話を詰める為に。」
それで珍しく社長と佐川さんという組み合わせで出掛けて行ったんだ。
私は朝の様子を思い出す。
何にも知らない私は、佐川さんと顔を合わせない事に少しほっとしていたんだっけ。
寂しくもあったけど…。
「その時に親父から俺の結婚の話が出てな。社長が何故だか萌香の事を話し始めた。」
何で社長が?
さらに話がややこしくなったようだ。
「…どうも社長は俺の気持ちに気が付いていたらしい。もし萌香が同じ思いなら二人を一緒にしてやってほしいと言ってくれたんだ。」