あなたに包まれて~私を分かってくれる人~
「悪い、少し動くよ。おれも限界。」

郁也は余裕を見せたようだが、私にはもうそんな事はどうでもよかった。

ゆっくりと動き出した郁也。

これまで以上の刺激に私はおかしくなりそうだった。

「いっ、郁也、私…、」

「一緒にイこう。」

私は郁也のその声が聞こえたのを最後に、私は意識を手放してしまった。

目を開けると、そこには郁也の笑顔があった。

あれからどれくらい経ったんだろう。

「大丈夫か?」

「えっ?」

私は布団を抱きしめる。

私の横からガバッと覆いかぶさって来た郁也。

そしてぎゅっと抱きしめられた。

「…ありがとう、郁也。」

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