あなたに包まれて~私を分かってくれる人~
今日も二人の夜は長くなりそうだ。

私はそんな事をチラリと思った。

でも何だろう。

とても嬉しい。

さっき郁也に聞かれた時より、ずっと何かがこみ上げてきた。

「郁也。」

私は握られている手を引っ張った。

「私、幸せ。」

そんな私に、郁也は微笑む。

「俺も。」

そして私の頬にキスをした。

















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