あなたに包まれて~私を分かってくれる人~
ここで篤弘が言った。

そこでみんなが笑った。

それから少しの間みんなで話をして、また改めてゆっくり会おうという事になった。

「萌香さん、良いかな?」

ドアがノックされ、透さんが入って来た。

「何だか同窓会みたいで楽しそうだな。」

透さんはそう言って、有美に笑いかけた。

そしてみんなをぐるっと見渡した。

「近々、俺と有美も結婚します。その時は友人代表でみなさんも出席して下さいね。」

そして有美を引き寄せる。

「透ったら…。」

もう有美は泣きそうだ。

「是非。」

「喜んで。」

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