あなたに包まれて~私を分かってくれる人~

「気持ちが落ち着くおまじないだ。いつものように俺の横に居てくれたらいい。」

かっと身体が熱くなった。

透さんは知ってか知らずか、姿を消していた。

会場に入って行ったのかもしれない。

会場内で何かアナウンスされたようだ。

ざわざわしていた雰囲気が、一瞬で静まる。

「萌香、行くぞ。」

私達は会場へ入って行った。


















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