あなたに包まれて~私を分かってくれる人~
今は午前中だけ仕事をしていて、主に社内用の書類の入力を手伝ってもらっている。
とても頼もしい先輩なのだ。
「佐川さんもそうだけど、何でも相原さんがやっておきますって言っちゃうから、みんな甘えちゃうのよ。」
そうなのかな。
いつも小夜子さんにそう言われてしまうけど、自分では意識はしていない。
でも私に出来るお手伝いだけはなるべくしようと思っている。
「相原さん、蛍光ペンが書けなくなったんだけど、新しいのある?」
今度は1つ先輩の入社6年目の営業課の山根さんがやって来た。
営業マンらしく、すっきりしたさわやかなスーツ姿。
「何色が欲しいですか?」
そう聞く私に、その書けなくなってしまった蛍光ペンを山根さんは差し出した。
「黄色。」
もう山根さんのこの素っ気ない言い方にも慣れた。
実はシャイなだけなのだ。
とても頼もしい先輩なのだ。
「佐川さんもそうだけど、何でも相原さんがやっておきますって言っちゃうから、みんな甘えちゃうのよ。」
そうなのかな。
いつも小夜子さんにそう言われてしまうけど、自分では意識はしていない。
でも私に出来るお手伝いだけはなるべくしようと思っている。
「相原さん、蛍光ペンが書けなくなったんだけど、新しいのある?」
今度は1つ先輩の入社6年目の営業課の山根さんがやって来た。
営業マンらしく、すっきりしたさわやかなスーツ姿。
「何色が欲しいですか?」
そう聞く私に、その書けなくなってしまった蛍光ペンを山根さんは差し出した。
「黄色。」
もう山根さんのこの素っ気ない言い方にも慣れた。
実はシャイなだけなのだ。