初恋マネジメント




よく似合う明るい色の髪の毛に、オシャレに着崩した制服、整った顔に高身長、適度に愛想もいいし人気者な彼になびかない女がいるのか?



さっきあたしにやったように無理やりにでも迫ってしまえば、彼氏がいようと簡単に奪えちゃいそうだけど。


……まあ、あたしは全然なびかなかったけどね!?


そんな軽い女じゃないし!




「今まではもちろん、そんなの関係なしに突っ走ってたんすけど、……今回は本気だから、……彼女が他の男と付き合ってて幸せならそれでいいかとも思ってて」




今まではもちろん、という言葉に三橋くんのチャラさを実感して軽く眉根を寄せた。


もちろんなんだ……。軽。




「だから先輩、相談乗ってください! この思い、どう処理して彼女と接すればいいのかわかんねーです!」


「……それでもよ。なんであたし!?」


「ああ、それには二つ理由があってですね、」




もっと恋愛経験豊富な女友達とか、他にたくさんいるんじゃないの?



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