エンディングのあとで
「随分と変わるのね。朝見たときはビックリしたわ」
「あの後シャワーをすぐ浴びたんだ。何日か入ってなくてな」
コバルトブルーの瞳がやけに印象の残る整った顔。引き締まって厚い胸板。太い腕。
メルダは思わず見とれてしまう。
「パレード、見るのか?見るならいい場所見つけたんだが、一緒に行くか?」
「・・・いいの。別に見たくないし」
「どうしてだ?お前の幼馴染なんだろう?」
「なぜそんな事まで!?」
とついカインに声を荒げてしまう。
「・・・ああ、そうか。俺の事は知らないよな。俺は勇者と一緒に旅をしてきた仲間だ」
「グランと一緒に戦ってきた人!?」
「そう。魔王を倒した後、他の仲間はそれぞれの故郷に戻っていったんだがな。俺は小さい頃に故郷を魔王軍に焼き払われて帰る場所もなくてね。どうせだから勇者のその後でも見ようと思ってこの街へ来たんだ」
「そうなの・・・」
「お前の事はよく勇者から聞いてた。だから名前も知ってたんだ。すまんな、あの時何も言えなくて。忙しそうだったからね」
カインがグランの仲間・・・。
一緒に魔王と戦ってきた人。
だから腕の傷も、鎧もボロボロに・・・。
「あの後シャワーをすぐ浴びたんだ。何日か入ってなくてな」
コバルトブルーの瞳がやけに印象の残る整った顔。引き締まって厚い胸板。太い腕。
メルダは思わず見とれてしまう。
「パレード、見るのか?見るならいい場所見つけたんだが、一緒に行くか?」
「・・・いいの。別に見たくないし」
「どうしてだ?お前の幼馴染なんだろう?」
「なぜそんな事まで!?」
とついカインに声を荒げてしまう。
「・・・ああ、そうか。俺の事は知らないよな。俺は勇者と一緒に旅をしてきた仲間だ」
「グランと一緒に戦ってきた人!?」
「そう。魔王を倒した後、他の仲間はそれぞれの故郷に戻っていったんだがな。俺は小さい頃に故郷を魔王軍に焼き払われて帰る場所もなくてね。どうせだから勇者のその後でも見ようと思ってこの街へ来たんだ」
「そうなの・・・」
「お前の事はよく勇者から聞いてた。だから名前も知ってたんだ。すまんな、あの時何も言えなくて。忙しそうだったからね」
カインがグランの仲間・・・。
一緒に魔王と戦ってきた人。
だから腕の傷も、鎧もボロボロに・・・。